記憶の断片

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当ブログをご覧のみなさま、こんにちわ(礼)
管理人その2こと藍沢です。

今回は前置きなしで、きのう参加してきた「土曜の会」の2018年3月度の様子を。

きのうから電車のダイヤが変わったとのことだったので、様子見を兼ねて早めに出発し、12時ころ会場着。
当然のことながら誰もまだきていませんでした。

しばらく音楽を聴いて時間を潰したのち、12時45分ころになって、部屋の鍵を借りに事務室へ。
初めての経験だったものの、スムーズに鍵を借りる手続きを済ませ、会場に入りました。

待つこと10分ほど、藍沢宅の近所に暮らしている参加者さんが到着し、しばし近況を報告しあい。
相変わらずお元気そうでなによりでした。

会場の設営をしながら、他の参加者さんを待っている間に、新しい出逢いがひとつ。
久々の参加だという参加者さんと初めてお逢いしたのですが、その方も岩手芸術祭の入賞記録者さんでした。
その方からいただいたものが、写真の詩集。
奇しくも、同じく詩集を持って行った藍沢とは、詩集の交換になりました。

設営をひと通り終えたあたりで、今回のメンバーがだいたい揃いました。
司会進行を務めた藍沢の師匠や、前回の「土曜の会」でもお逢いした方々が集まり、今回は7人で開始です。
ちょっとしたハプニングだったのは、師匠が作品をうっかり忘れてきてしまい、拝読できなかったこと。
師匠の詩、久しぶりに読むのが楽しみだったのですけれども、次回の楽しみにとっておきましょう。

さて、いよいよ合評会開始。
藍沢は今回は2番めの発表となりました。

今回、持って行った作品は、以前に企画ネタで書いたおにぎりの話と、当日朝に突貫で書いた作品の2編。
おにぎりの話から先に朗読させていただき、いただいたご感想はこんな感じでした。

「『爆弾むすび』というおにぎりと『平和』という要素を絡めた発想がおもしろい」
「テンポがよく、スムーズに読める」
「『爆弾』という言葉がいいスパイスになっている」
「惹きつける力を感じる」
「連同士の結びつけ方が上手い」
「これまでとはまったく違う作風に驚いた」
「行動や外面の描写の増加を嬉しく思う」
「タイトルや言葉の選び方が見事で、理由はなくても通じるものがある」

ざっといただいたものだけでこういう感じ。
こちらは好評が多かったですね。

もうひとつの、突貫で書いた作品については、厳しいご意見が多めでした。
一部抜粋です。

「全体的に表現が固く、一読では理解が追いつかない部分がある」
「抱えきれない思いの表出のようにも映るが、難解に映る」
「気持ちが汲み取りづらく、もどかしさを感じる」
「不条理な中に、わずかに繊細さが感じられる」
「読んでいて突っかかりを感じる部分が多く、平易な表現にした方が伝わりそう」
「戦前の古典的な詩のような趣を感じるが、意味が現在だと通じにくい」

まあ、突貫で書いたのがまずかったのもありますが、表現が固すぎた模様。
魅せ方にも難ありという感じみたいでしたので、ここは素直に修正してゆく方向で考えてみます。

他の方々の作品もバラエティに富んでいましたが、今回のすごかったと感じたのは、前述の近所の方の作品。
母親の介護を行っていたころの思い出を丁寧に綴られた作品と、外来種の花をめぐるいのちの在り方の話。
長年、詩に携わってきたがゆえに思いつくであろう描写が多く、とても勉強になりました。
また、今回は「犬」が登場した作品を持ってこられた方が多く、みなさん動物がお好きなのだなとも思ったり。

合評会のあと、ネット上の知りあいから預かっていた質問を、師匠に訊ねてみました。
それは「自由詩というものの定義」について。
師匠曰く「音数・行数・連数に制限のない詩」というのが、学校教育的な定義になるのだそうです。
加え、内容に関しても制限はないとのことでした。
帰りの電車の中で、知りあいにLINEでそのことを伝えておきましたが、いい方向に見てもらえれば嬉しいです。

実り多かった時間はあっという間にすぎ、解散の時間に。
今回もまた、いろいろと収穫があり、いい合評会となりました。

次回は4月21日とのこと。
また行かせていただきたいと思います。

いい1日でした、藍沢でした!