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毎月26日にお送りしています、コーナー「藍沢篠の書架」第30回をお送りいたします。
今回の紹介は、アボガド6さんの「果実」です。
書影は上の写真の通り。
KADOKAWAより好評発売中です。
~あらすじ~
(イラストブックにつき割愛)
~感想・雑感~
昨年11月に紹介いたしました「灰色少女の声」以来となる、イラストブックの登場です。
今回はSNS上での活躍がひかる、アボガド6さんの作品をチョイスしてみました。
それでは、さっそく内容の方へ。
このイラストブックには、アボガド6さんが日々描き続けている、一枚絵のイラストが多数収録されています。
多くはTwitterやpixivなどに投稿されているため「見たことある!」という方も多いかもしれません。
このイラストブック「果実」では、昼→夕→夜→朝というふうに、時間帯ごとのシーンを切り取った絵にスポットが当たっています。
どこか温かく、それでいながら毒も滲んだような「こころ」を抉り取ったかのような画風は、アボガド6さんならではのものといえるでしょう。
個人的に惹かれた絵が多かったのは、こころの闇みたいなものが見え隠れする、夕や夜のパートのあたりでした。
ひとは誰しもがこころのどこかに闇を抱えているものですが、それを的確かつ丁寧に切り取って「魅せて」くれるような、そんな絵が多数登場しています。
アボガド6さんの世界観に浸るきっかけとして、最初におすすめしてみたいイラストブックです。
その「こころ」の在り方を、ぜひ感じていただければと思います。
~書籍データ~
初版:2018年3月(KADOKAWA)
~作者さんの簡単な紹介~
アボガド6(あぼがどろく)
生年月日・出身地などは非公表。
映像作家として、2011年ころから「ニコニコ動画」などで映像作品を発表し始める。
早くから映像の世界観などに評価が集まっていたが、のちにTwitterやpixivに投稿し始めた短編漫画や一枚絵イラストが大きな反響を呼び、現在では一枚絵イラストの投稿がライフワークに近い形となっている。
2017年に漫画単行本「空っぽのやつでいっぱい」を発表。
2018年にイラストブック「果実」を発表。
同じく2018年に漫画単行本「やさしさいっぱいの土の上で」を発表。
2019年にイラストブック「剥製」を発表。
その他の活動として、音楽家・須田景凪さん(ボカロP・バルーン)などの曲の動画を担当したり、個人映像作品集として「おばけフィルム」「おばけカタログ」などを作成したりしている。
ペンネームの「アボガド6」は、化学者のアボガドロが好きなことに由来している。
……というわけで「藍沢篠の書架」第30回は、アボガド6さん「果実」でお送りいたしました。
この紹介から、実際に本をお手に取っていただけることを切に願っています。
それでは、次回をお楽しみに。
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