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当ブログをご覧のみなさま、こんにちわ(礼)
管理人その2こと藍沢です。

今回は前置きなしで、おととい参加してきた、岩手県詩人クラブの総会の様子を。

住居から電車に揺られること、およそ1時間と少し。
1年ぶりとなる北上市へ到着し、駅前にある北上市生涯学習センターに入りました。

藍沢が着いた時には、すでに会計担当の兒玉智江さんが到着済み。
荷物の運搬などを手伝い、そのあとで他のみなさまがやってくるまで少し話しました。

兒玉さんもさまざまなジャンルをこなされるお方ですが、それゆえに「藍沢さんもいろいろやってみていいと思う」というお言葉が。
一部の創作仲間からは「どこかに絞った方がいい」ともいわれていますが、自分はまだまだ、いろいろとやってみたい気がしています。

そんな話をしている間に、他のみなさまも続々と到着。
会報『皿』での自分の詩集の紹介文を書いてくださった方にはお礼を述べておきました。

ちょっと待っていると、総会の会場が開いたため、少し会場設営をして、総会開始です。

総会で行ったことは、だいたいが岩手児童文学の会の時と一緒。
昨年度の事業報告・決算報告と承認、今年度の事業計画案・予算案・人事案の決定くらいでした。

ここで会長さんからお話があったのですが、今年度をもって会長さんは退任を予定されているのだとか。
すでに後任探しを始めているそうなのですが、まだ、決定にはなっていない模様です。

人事案の方では、最も気になっていた事項である、岩手芸術祭の選者さんの話も。
詩部門は3年の任期でひとりずつ選者さんが入れ替わるため、今年も新たな選者さんが加わりました。
ちょっと意外な人選だった気がしますが、納得とは思いましたね。
新たな選者さんになったことで、芸術祭の傾向読みがむずかしくはなりましたが、それはそれです。

総会はそんな感じで終わり、最後に、昨年から創設となった「岩手県詩人クラブ賞」の授賞式が。
詩集部門は4作品の中から選者さんの全員一致でトップが決まり、作品部門は選者さんのひとりが受賞となりました。
表彰のあとで朗読を聴かせていただきましたが、すばらしい作品でしたね。
いずれはあんな作品が書けるようになりたいと思わされました。

全員で記念写真を撮ったのち、お昼休み。
ここでは、昨年以来の再会となった、照井良平さんといろいろな話をしました。
詩人クラブの中でも特にハイレベルな知識と実力をお持ちの照井さん、とにかく話がうまいこと。
藍沢は寡聞にして知らない字書きさんの話もいくつか聞けて、楽しい時間となりました。

さて、午後の部。
午後は詩を持ち寄って読み解く「詩を読み解く会」になりました。

いつものごとくというか、あいうえお順での発表となったため、藍沢がトップバッター。
読ませていただいたのは「土曜の会」で発表後に改稿を加えた『圧潰』です。

『圧潰』に関してのみなさまからのご感想・ご意見はだいたいこんな感じ。

「『色を失くす』描写があるが、失くしたら『無色』になるかと思う」
「自分(発言者さん)の思うことと正反対の思いを抱えているように見える」
「最後の1文が判断が割れそう」
「『不安の色』としての『青』の着眼点がよい」
「最後の連の2~4行めを再考するといいかも」
「以前の文体より大幅な進歩が感じられるので、より伸ばしていってほしい」

嬉しくもあり、辛辣もあり。
まあ、手応えはあったので、非常によかったと思います。

他の方々も力作を揃えてきていましたが、やや気になったのが、戦争や東日本大震災に触れた内容が多かったこと。
確かに「忘れがたい」記憶であり、テーマとしても大きな力は持つと思うのですが、そこから前に進むこともした方がいいかな、と思いもしました。

個人的に楽しかったのは、先の「正反対」という発言をくださった方の作品。
大工の弟子と酒呑みの弟子がいっぺんにできたことをユーモラスに綴った内容で、独特の味がありました。
方言とユーモアの面では非常に上手いと思わされているお方ゆえ、素直に感心しましたね。

ちょこちょこと自分も発言をした部分はありましたが、やや辛口になったかもしれません。
読み解く「目」と「耳」と「感性」、すべてを鍛えてゆかなければと思いました。

そんなこんなで「詩を読み解く会」も終了。
そのあとは懇親会です。

おいしいお料理を囲みつつ、実にさまざまな話をしてまいりました。
やはりひとと接していないと腐る部分があるのが自分みたいですので、いい刺激になりましたかね。

ここでなにが話されたのかは割愛。
ちょっと今後に触れる話もありましたからね。

そのあとは北上駅まで戻り、帰りの電車に乗ってぶらぶらと帰ってきました。
長い長い1日でしたが、楽しかったです。

そんなわけで、2019年度の岩手県詩人クラブの総会と「詩を読み解く会」の話でした。
以上、藍沢でした。