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管理人その2こと藍沢です。

現在進行形で台風が直撃中の日本列島。
千葉県では地震も重なったらしく、本当に異常気象を感じているこのごろです。

さて、今回は「花に嵐」という言葉の話。

若い方はあまり聞いたことがないかもしれませんが、昔から「花に嵐」とよくいいます。
これは「美しいものなどには邪魔が入る」などという意味で使われる慣用句ですね。

ここからヒントを得ているのか……までは知らないですが。
桜庭一樹さんの直木賞受賞作『私の男』の第6章は「花と、嵐」というタイトルがついています。
この章は、作中での時間が逆行しているため、時系列的にはすべての始まりの章。
1993年に発生した北海道南西沖地震での津波により、主人公がすべてを失う所から入ります。

なお、この主人公は「嵐が、くるよ」という台詞を発するのですが、ピンときたひともいるはず。
桜庭一樹さんの知名度を上げた名作『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』にも、同じ台詞があります。
直木賞受賞後に刊行されたムック内で語られていますが、この同じ台詞を発したふたりの人物は「同じ存在」として書かれたのだとか。
非常に近似性が高い存在同士ですので、気になる方はふたつの作品を読み比べてみてください。

こういう文学語りもありですかね、藍沢でした。