運ばれてくるまでにシリーズ

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毎月26日にお送りしています、コーナー「藍沢篠の書架」第46回をお送りいたします。
今回の紹介は、時雨沢恵一さん・黒星紅白さんの「お茶が運ばれてくるまでに」「夜が運ばれてくるまでに」「答えが運ばれてくるまでに」です。
書影は上の写真の通り。
メディアワークス文庫より好評発売中です。

~あらすじ~

(掌編集・絵本につき割愛)

~感想・雑感~

今回はコーナー始まって以来の最短で書くことになるかと思います。
諸々、事情があるためですが、ちょっといまは書くことが困難になっていますので。

さて、今回の紹介。
時雨沢恵一さん・黒星紅白さんのタッグによる、掌編集であり絵本でもある作品たちです。

時雨沢恵一さんの書く、時に暖かく、時にぞっとし、時に考えさせられ、時に優しい文章。
それらに黒星紅白さんの描かれるイラストが加わり、こころを動かす作品群に仕上がっています。

迷った時、困った時、つらい時、とにかく「なにかが」運ばれてくるまでに読みたい、そんな作品。
たくさんの違った切り口から紡がれる作品たちを、静かに味わいたい時に最適な気がします。

~書籍データ~

初版:お茶が運ばれてくるまでに → 2010年1月(メディアワークス文庫)
   夜が運ばれてくるまでに → 2010年12月(メディアワークス文庫)
   答えが運ばれてくるまでに → 2011年12月(メディアワークス文庫)

CD:「夜が運ばれてくるまでに」のエピソード抜粋のCDがある

~作者さんの簡単な紹介~

本文:時雨沢恵一(しぐさわ・けいいち)

1972年生まれ。神奈川県出身。男性。
2000年に第6回電撃ゲーム小説大賞(現・電撃小説大賞)の最終候補に残った「キノの旅」が雑誌「電撃hp」に掲載されデビュー。短編連作の体裁をとった、社会風刺的な物語が一躍注目を集め、2020年現在で既刊22巻。2003年と2017年にそれぞれテレビアニメ化、2005年と2007年に劇場版アニメ化ほか、ラジオドラマ化、コミカライズ2本、セルフパロディ「学園キノ」シリーズ(既刊6巻)など、多数のメディアミックスに恵まれ、現在も絶大な人気を誇る。
2002年~2013年にかけて「アリソン」「リリアとトレイズ」「メグとセロン」「一つの大陸の物語」と続く冒険小説シリーズを発表。シリーズ全21巻。「アリソン」と「リリアとトレイズ」のエピソードがテレビアニメ化・コミカライズ(一部)された。
2010年~2011年にかけて、メディアワークス文庫で掌編絵本「お茶が運ばれてくるまでに」「夜が運ばれてくるまでに」「答えが運ばれてくるまでに」を次々発表。メディアワークス文庫では珍しい「絵本」の形態になっている。
自他とも認めるガン・ミリタリーマニアな他、著作のあとがきや著者近影に凝った仕かけを施すことなどでも知られる。



挿絵:黒星紅白(くろぼし・こうはく)

1974年生まれ。神奈川県出身。男性。
大学在学時からイラストレーターの仕事を開始する。
時雨沢恵一さんの単独名義の著作、その全部でイラストを担当している。
ゲーム「サモンナイト」シリーズのキャラデザイン(名義は別)などでも知られる。



……というわけで「藍沢篠の書架」第46回は、時雨沢恵一さん・黒星紅白さん「お茶が運ばれてくるまでに」「夜が運ばれてくるまでに」「答えが運ばれてくるまでに」でお送りいたしました。
この紹介から、実際に本をお手に取っていただけることを切に願っています。

それでは、次回をお楽しみに。