福祉は誰のために

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こんにちは。メンバー3の今和です。皆さんいかがおすごしでしょうか?(^_^)
最近は雨が降ったり晴れたり。まだ梅雨が明けてないので仕方ありませんが……。
九州ではこの雨で甚大な被害が出ています。岩手でも避難警報が出されるなど、ものものしい事態でした。皆さん大丈夫だったでしょうか。

今回、紹介するのはこちらです。

鶴幸一郎・藤田孝典・石川久展・高端正幸『福祉は誰のために』へるす出版新書、2019年
(ISBN978-4-89269-983-2)

皆さんは「福祉」についてどのようなイメージを持っているでしょうか?
「福祉の世話にはなりたくない」と、昔気質なおじいちゃんが言っているというでしょうか?
確かに「福祉」は人と人との関わりの上に成り立つ一つの学問と捉えることができます。
しかしながら、「福祉」とはそれだけにとどまらず、人と人、人と物、人と経済をつなぐ多様な側面を持っています。
先の「福祉の世話」とは、福祉に従事する介護福祉士や社会福祉士などの福祉従事者、栄養士、事務員などの組織する人たちの手を煩わせたくないという思い、はたまた、大人数での共同生活になじめるかどうかの不安が窺えます。
「福祉」に頼るのは、決して非力だからではありません。老後を豊かに、新たなきっかけ作りに、人と人との交流の場として「福祉」はあるのではないかと、私は思います。
本書はそんな「福祉」を学ぶためのきっかけ作りとしてよいものです。
是非ご一読願いたいです。